2012年7月2日月曜日

7/17 「デジタルデザイン環境によって可能になる建築・都市」二次審査会

隈研吾教授の参加する公開審査会のお知らせです。


AIJ2012技術部門設計競技 二次審査会(公開)
「デジタルデザイン環境によって可能になる建築・都市」

 設計環境においてCADによる図面作成はすでに一般化しているが、近年、BIM(ビルディング・インフォメーション・モデリング)という概念とともに、「図面」を経由せず三次元の立体データを中心に建築物の設計情報を総合的に扱う手法の登場が、設計から施工段階に至る様々なプロセスに大きな影響を与え始めている。将来の利用者を含む様々な主体間で設計内容の理解を共有する方法を大きく変えるこの新しい設計環境は、従来の設計作業の効率化や合理化だけでなく、これまで複雑性等の点で実質的に設計作業が困難だった形態や空間・環境について、立体データをもとにした検討を可能とするものである。そこには、構造、音、熱、空気などの様々な要因についてのシミュレーションを直接に結びつけやすく、アルゴリズムによって建築・都市の機能的要求の充足方法をコンピュータで高速に計算させる手法も登場している。さらには、設計データとデジタル制御の加工機器の連携を深めることが、これらの建築・都市の実現の可能性に革新的な変化をもたらすだろう。
 この設計競技課題は、社会における様々な課題を解決することを目的に、こうした新しいデジタルデザイン環境による設計手法を使った斬新でより有意義なデザインの提案を求めたものである。このたび、一次審査を通過した入選作品候補6件による二次審査会(ヒアリング審査)を実施する。


■日時:2012年7月17日(火)13:30~17:30

■会場:建築会館ホール(東京都港区芝5-26-20)→地図

■審査員
 委員長:加賀有津子(大阪大学/情報システム技術委員会委員長)
 委員:池田靖史(慶應義塾大学)・猪里孝司(大成建設)・隈研吾(東京大学)
    佐々木睦朗(法政大学)・新宮清志(日本大学)・松川昌平(000studio)
    門内輝行(京都大学)・渡辺仁史(早稲田大学)

■時間割
 13:30~ 開始の挨拶
 13:35~ ヒアリング審査(3作品)
  <休憩>
 15:00~ ヒアリング審査(3作品)
  <休憩>
 16:25~ 審議
 17:15~ 各賞ならびに佳作の発表
 17:25~ 閉会の挨拶




■主催:日本建築学会 情報システム技術委員会
■問合せ:事務局研究事業G 伏見

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